私立文系男子3年。典型的な大学生
私が就活を始めたのは大学3年の秋頃でした。
採用活動はまだ始まっていないものの就活のセミナーはマイナビやリクルート主催で行われていて、大学でも説明会が行われたりと私は将来何がやりたいのかもわからない状況でしたが
「とりあえず会社説明会に行けばいいのかな?」と流れのまま就活を開始しました。
基本的にコミュ障の私。大学生活は何もしてこなかった。友達も少ない。というかほぼいない。大学に入学したときに流れでサークルには入ったけど、あまり場に馴染めず、たまに飲み会に参加する程度でした。飲み会に参加してもほとんどしゃべらないのですがね。
アルバイトはコンビニで働いていましたが、就活でアピールできることはありません。
大学生活何してきたの?なんて聞かれても答えられない。授業もなんとなく面白そうな授業を受けてきただけで、特別なことをしてきたわけじゃない。何がしたいかもわからない。
そんな状況で私の就活は始まりました。
流されるまま就活が解禁・・・
私はよくわからないまま就活の説明会に参加するようになりました。
説明会は六本木ヒルズや東京ビッグサイトなど無駄に豪華なところで開催されていました。
周りは私と同じリクルートスーツばかり。会場に入ると名前を聞いたことのある大企業のブースが立ち並ぶ。「こんな企業に入れたらかっこいいな。」とブースに座って会社の説明を聞いていました。
今思うと、こんな企業の説明会に行く前に面接で言えるような経験を作っていればよかったと思う。なんせ友達がほとんどいないので情報が入ってこない。
サークルにもほとんど参加しなかったから、先輩の体験談も聞いたことがありませんでした。
私は基本コミュ障なので意識の高い人達のような活動をやろうと思わなかった。資格取得くらいは考えていたけど、合格できなかったから面接でも言えない。
大学3年の後半に就活をはじめた時点で有名な会社に入れるかどうかという勝負はもう決まっていたのだと、今思えば感じます。
私が就活で行き着いた先・・・
大学3年の3月頃にもなると採用活動が活発化しました。どこに行きたいのかも正直わかってないのに。
でも、エントリーシートを書いて申し込まないと企業の採用が終ってしまうのでかっこよさそうな仕事の不動産や銀行にエントリーしまくリました。エントリーシートの書き方という本を買って、それを少し変えるだけの簡単な作業でした。
しかし、面接まで行けても言えることがないので落ちまくりました。というか、コミュ障なのでうまく話せない。その上、自分を大きく見せているものだから、もうめちゃくちゃですね。
落ちるとお祈りメールなるものがくるのですが、それをみると苦しくてたまらなかった。落ち込んだ。でも、そんな私でも30社くらい落ちると慣れてきます。
落ちると落ち込みますが、面接になれてきました。就活始まって以来の成果かもしれません。
大きくみせようと喋り続けていると、自分の言葉になってくるもので、すらすらと受け答えができるようになってきました。
そして、とある一部上場企業の最終面接に行くことができました。しかも、同時期に2社。飲食業と小売業の会社で、私は「やっとここまで来たか」と歓喜しました。
結果、2社とも落ちました。
最終面接は打ち合わせくらいに考えていた自分がいて気が抜けていたのでしょう。もう、落ち込みすぎてしばらく立てませんでした。そして、もう就活をやめたくなりました。
そんな時、新聞で「地域おこし協力隊」なるものの記事を観て、これだと感じました。就活をするにも在学中に面白い活動をしてきたわけでない。地域おこし協力隊は任期が3年しかできないけど、新卒でも3年以内にやめる人が多いと聞く。。
じゃあ、面白そうだしやってみよう!と地域おこし協力隊に申し込み、なんと、採用されました。
ど田舎暮らしをはじめたのですが、車も家も用意してくれて、地域の活動に携われる仕事ができているので良い選択肢だったと感じています。
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