コミュ障の僕が就活勝利した理由(ライスさん)

就活体験談

僕はコミュ障就活生

 私大文系四年生の僕です。冬にやっと内定をいただき、なんとか落ち着きを取り戻して生活ができています。


 僕が就活を始めたのは四年生に春で、ゼミの人たちが「就活大変だー」なんて言っている最中、その輪にすら入れないくらいのコミュ障の僕はただ一人戦々恐々と震えていました。


 だって、人とまともに話すこともできなくて、彼女はおろか友達すらロクにいない僕なのです。


 そんな僕が、面接なんか到底できるわけなんてないじゃないですか。しかも大学のランクは高くないし、サークルだってたまに顔を出す程度で、アルバイトは普通にコンビニバイト。


 ですが、そうは言っても就職をしなければならなりませんでした。親には「さっさと就職しろ」と迫られますし。


 一人、部屋でネットフリックスで映画を見続けるという生活が続きました。いやでいやで仕方がなかったのです。


 ですが、ものは試しと勇気を出して、いくつかの会社にエントリーしたのが、夏のころです。


コミュ障就活生僕の夏

 夏場の就活はとてもつらいものでした。暑い気温、日光を浴びたリクルートスーツは僕の体力と気力を面接の前から削いでいました。


 とあるメーカーの面接に行ったときのことです。涼しいオフィスに入って、受付の人に案内されて僕は面接官の待つ部屋に行きました。


 事前のリサーチ通りにノックを三回。そして着席して面接が始まりました。面接官は中年の男性が二人いました。


 僕はリサーチした通りのテンプレを面接官に話しました。ですが、彼らは一切表情を変えずただ黙っていました。


 そして、彼らが投げかける質問も事前に予想していたものだったので、用意していたものを答えました。


 ですがそれでも腕を組んで無表情。そして、面接終わり際に一言「君、コミュ障だよね」と面接官に言われたのです。


 まさにガーンという音が僕の中に響きました。それがショックで僕は一ヶ月間寝込んでしまいました。


 そのせいで他の企業の面接を受けることもできませんでした。


コミュ障就活生僕の勝利宣言

 季節は気づいたら冬になっていました。もう就活なんてやる気がありませんでした。


 話すときに言葉の前に「あっ」をつけなければいけないコミュ障の僕なんかを採用する企業はないそう思っていたのです。ですが、ある日ささいなプレゼントが僕のところに舞い込んできました。


 それは一通のメールです。送り主は僕が登録した就活サイトからでした。文面にあったある一文を見て僕は驚きました。


 「面接一回、コミュ障歓迎」という一文。こんな言葉を見たのは初めてでした。もしかしたら、そんな期待が僕の胸をかすめました。


 そして一週間後、僕はその会社のオフィスに赴くこととなりました。


 受付の女性社員にどもりながら挨拶をして、部屋に案内されました。


 ノックをすると「どうぞー」という軽い声。中にはいかにも優しそうなおじさんといったら失礼かもしれませんが、そんな男性社員が一人椅子に座っていました。


 僕はキョドりながら自己紹介をして、着席して、質疑応答に答えました。


 僕のコミュ障な様を見ても彼は一切怒らず、バカにもしませんでした。そして彼は僕に尋ねました「最近、映画何見たの?」


 僕は履歴書に趣味:映画鑑賞と書いていました。毎日をネットフリックスを一人で見て過ごすことぐらいしかやることのない僕が悩んで書いた趣味です。笑


 とっさの出来事だったので、僕は慌てて昨日見たクソ映画のタイトルを言ってしまいました。


 そしたら面接官は大笑いをして「そうかそうか。君もサメ映画が好きなのか」と言いました。


 そこからはよく覚えていないですし、決して僕は上手にしゃべることはできませんでしたが、帰り際はお互い笑顔だったのはたしかなことです。


 その三日後に採用の連絡が来ました。僕のくだらない日課も役に立つことがあるんだと感心しました。


 そしてあの面接官にとてつもない感謝を覚えました。僕は春からその会社で働き始め、終業後はネットフリックスに没頭する日々になることでしょう。

セキ
このサイトの管理人
セキ@就活コーチング

学生時代から典型的なコミュ障。それ故、就活では人生最大の挫折を経験するも、試行錯誤を経てコミュ障でも内定を勝ち取れるロジックを編み出す。

苦労の末勝ち取ったサラリーマン生活だったが、やりたいことが出来すぎてしまい、一時離脱。(またすぐサラリーマンに戻るかも?)

 現在は自身の経験を活かして就活生の支援事業を行っている。

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