コミュ障である私の就活失敗談
就活を始めた時は、まだ自分がどんな業種の仕事をしたいのかすら決まっておらず、就職ガイダンスのリストから「入れたらいいな」と思った企業の面接にエントリーするという所から始めました。
コミュ障の私も一次試験・二次試験くらいはやる気を表現したり、SPIがある程度何とかなれば、通過できました。
気になる何社か受けて、最終試験近くになると、本気の面接になります。聞かれた質問に答える面接・・・これが典型的な失敗である事は後日気づきます。
二次試験の面接では、5名程度で集団面接なのですが、気になる事は「意見がかぶったらどうしよう」とか「あいつ良い事言うなあ」といった事。結果としては、最終的には全て不採用。
気付けば4年生の夏近くになっていたと思います。「やってもうた~」と気づきました。
コミュ障を克服する就活戦略
何故ダメなのかよくよく考え、自己分析が足りない事に辿り着きました。
自分が何をしたくて、何が出来て、何を面接でアピールする事ができる人間なのか。就活自己分析の本を購入して色々添削をしてみて思った事、「自分は人に喜んでもらえる仕事につきたい」という事でした。
自分が何故、人に喜んでもらう事が好きで、どんなエピソードがあるのか。そして、そうであるならば、どの企業にエントリーし、どんな自己アピールをするべきなのか。
自分の中で「自分ストーリー」が具体的にイメージ出来て、文章や言葉にする事が出来、これならいける!に至ったのが夏休みに入った時期で、就職活動も最終段階に差し掛かっていました。
沢山の企業ではなく、コミュ障の私は自分が本当に受けたいと思った2社に絞り込んで、最後の勝負エントリーを行いました。
コミュ障最後の就活決戦
どちらの試験を受ける時も面接で話した事は2つ。
「自分が御社で何がしたくて、具体的に何ができるのか」「何故ならば、自分のこんなエピソードがあるから」この2点を徹底的に磨きあげ、2社それぞれにストーリーを考えて、それぞれの面接でプレゼンしました。
面接と言っても、今までの失敗例「質問に答える受け身面接」ではなく、「質問を通して自分のプレゼンを発表していく」
そんな発想の転換で面接官の方の反応も大きく変わっている事を肌で感じる事ができました。
片方の面接では、最後に「是非来て頂きたい」と言っていただきました。
コミュ障の私が人と違った成功体験があった訳ではなかったのですが、具体的に何がしたくて、何ができるのかを話せるだけで大きく就活は切り開けるという事が分かりました。
結果2社ともに採用通知を頂きました。
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